2011年7月12日火曜日

体力の限界 ワイナポトシ 3日目

昼間にバスケで2on2やりました。
僕らチームはクウェートの子と僕でチームThin(細い)
相手はブラックアメリカ人でチームBigを結成して対戦しました。※ついFat(デブ)って言いかけたケド。

日本人目線で言えば完全にFATの部類なんで、最初はさすがに良い勝負できるだろうと思ってたけど、やはりバスケットボール大国アメリカ。

彼らは動けるFATさん達でした!

しかも体格に似あわず、ミドルとかも入るし。
河田(弟)とは違うわ。

まぁクウェート人の子がそんなにバスケうまくないっていうハンデもあったけど、コテンパンにされました。
そしてスタミナ面でも圧倒され、こっちが先にへばってしまい終了。

それもそのはず彼ら19歳らしく、そりゃ動けるよね!って自分を納得させといた。


では本題に。。

今日はいよいよワイナポトシ(6088M)の頂上へアタック!!

太陽が出ると雪が融けて雪崩の危険が出る為に、夜中の12時に出発して頂上で日の出を見るっていう予定でした。

ちなみにこの日は本当に緊張してて余裕がなかったので、写真がほとんどないデス。
しかも夜中でずっと暗かったし・・・


これは帰ってる時、撮ったんだけど、一面ずっと雪だらけ。
しかも、上はもっと斜度がきつかった。。

で、今回はみんな一緒じゃなく小グループで上を目指すみたいで、僕は何故かガイドとマンツーマン。

たぶん体力なかったから、みんなのこと考えて一人にさせられたのかも とか勘ぐったり。

4グループ中2番目のスタート。
辺りは当然真っ暗で、ヘッドライトのおかげでかろうじて少し前が見えるくらい。

暗闇の雪道とかマジ恐ろしいよ。
道かと思ったらクレバスで転落とか全然ありえるし!
これも岳で予習済み。

でもそんなこと僕がわかるわけないので、ガイドが言うがままに登ってく。
直進はできないからジグザグで歩くんだけど、これがまたムズイ。
うまくクランポンを使わないとギザギザが雪面をしっかり捉えてくれない。

油断したらこけるし、下手したら滑ってく。
一応ガイドとロープで繋がってはいるけど、絶対安心ではないしね。

てかもともと高山病で体はだるいし、不慣れな雪山だったり、暗闇だったり、吹雪とかで出発当初から既に疲れてました。

しかもガイドとマンツーマン!

ほんと寂しかった。。
もちろんスペイン語が話せないってのもあるし、俺が限界でちょっとでも倒れ込もうもんなら、すげー暇そうな顔して「バモス アミーゴ」って言ってくる。
あと歩いてないから「寒い寒い」って訴えてくる始末。
倒れてても僕は全然寒くないのに。

もうちょっと優しい言葉かけて欲しいよね。
このせいでバモスとアミーゴって言葉がちょっと嫌いになりました。

まぁ女の子にも追い抜かされてく僕が根本的には悪いんだけど。

そして何回も僕が勝手に倒れ込んでいた為に、気づいたら最後方の定位置に。

この時が一番日本人の仲間が必要って感じたよ!
みんなには置いてかれるし、ガイドと二人っきりだし。
「俺の気持ちはお前にはわかんねーよ!!」って感じやさぐれてました。

でもそれでも何とか5800Mくらいまで辿り着いたけど(ガイド曰くね)、ほんっっっとにきつくなって倒れ込む時間が長くなってきてた。

そしたら、「明るくなったら危険だ、登るなら早く登るぞ」みたいなことを言ってくるんですよ。

早くって言われても、無理だし。
しかも危険って・・・雪崩れるとかってこと??

この時、ほんと自分の中でこのまま登り続けるかリタイヤするか迷いましたよ。
個人的にはめっちゃ頂上行きたかった。

けどここで無理して登ってもしものことがあったら・・・
って考えもすごくよぎった。

それでかなり葛藤して悩んだ結果、リタイアすることを選びました。

だってさ、やっぱ安全第一。
命だいじにコマンドでしょ!!って無理やり自分に言い聞かせて引き返しました。

ここで無理して何かあったら、意味ないしね。


マンツーマンだったガイド。渋い。
さすが山の男だけあって、すごい体力してるわ。


笑顔もポーズも不可でした。

早くゆっくり寝たい、、これしか考えられなかったヨ。

でも戻る時も超限界だったんで、この時は頂上攻めずに良かったって思ってたんだけど、後でみんなの写真見せてもらったら、めちゃめちゃキレイで少し後悔した。

この日は全然雲がなくて、頂上からの景色は写真だったけど格別でした。

ただ7人中、僕だけリタイア。女の子2人含む皆は登頂。
イギリス人達に日本人男子の軟弱さを見せつけてしまった。

この日はいっきに4000Mまで戻る為に5000M地点の小屋でちょっと休憩してからまた下山した。


相変わらずの最後方キープ。
しかも若干離され気味。

もう男のプライドとかDOでもいいよ。ってくらいの限界っぷりだった。


しまいには、皆さん見えなくなってしまい、またまた奴と二人っきりに。

でも待っててくれるなんて意外と優しいよね。


かろうじての半笑い?
それに全然GOODじゃないし。




怪我なく無事下山できた。
頂上は行けなかったけど、無事帰って来れたから良しとしたい。

それに5800Mって言ったらキリマンジェロとほぼ一緒くらいだから頑張ったほうでしょ!
富士山より2000M高いしね。←ここは自慢できるはず。

リベンジも兼ねてキリマンジェロをトライしようかちょっと考え中デス。
まだ全然調べてないけどね。

2泊3日の厳しい登山が終わったわけだけど、明日はもうひとつの楽しみだったDEATH ROADにチャレンジ!!
しかもその日にウユニに移動するっていう超ハードスケジュール。


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