ゲスイチローの下衆ブログ: ヒクほどしんどいキリマンジェロ

まだまだゴアにいます。
でもさすがに毎日踊ってるから疲れてきた。
７日にデリーからバンコクに飛ぶ予定です。

引き続きキリマンジェロです。
ようやく頂上に一番近いキャンプ地のキボハットってとこに来ました。
ここで４７００Ｍ。
で、夜中にこっから５８９０Ｍの頂上まで登っていきます。
まだ１０００Ｍ以上登らなくちゃ行けないし、しかも登ってからさらに３８００Ｍ地点まで降りるから今日はめっちゃ歩く。

これはキボハットからの景色。
さすがになかなかの景色だった。周りほぼ山ないし雲がなかったら下のサバンナ的なとこが見えるのかもね。

夜中の１２時に出発です。
アタックに備えて夕方くらいから寝なくちゃいけないんだけど、ほとんど寝れなかった。
そういえば、富士山登った時もボリビアのワイナポトシ登った時もまったく寝れずそのせいで富士山では頂上でガン寝して、ワイナポトシでは登ってる最中に寝まくって結局リタイアしたっていう苦い記憶がある。
高い山登る時は毎回寝れず、今回も同じ現象でちょっと嫌な雰囲気がした。

そしてその予感そのままに登ってる最中、糞眠くなってガイドにお願いして何回もちょい寝した。
他の登山者は例のごとく追い抜かれまくって、気づいたらほぼ最後方にいた。

でも何とか少しずつだけど登っていきました。

朝日きれい。

謎なポーズ。気持ち的には一応ジョジョ立ちなんだけどね。

皆からめっちゃ遅れてようやく到着。
キルマンズポイント。ここが５６９１Ｍ。
こっからさらに１時間以上かけて５９８０Ｍまで歩くんだけど、僕はこの時点で実はかなり疲れていたっていうより眠かった。
他にも高山病チックになってるおじさんがいて、その人は引き返すって言ってて、僕もガイドから「どうする？引き返すか？」って聞かれたけど、やっぱここで引き返しちゃマジ無意味！！って思ったから頂上を目指すことにしました。

ボリビアのリベンジの為にはやっぱ頂上行かないとね。

標高的には３００Ｍしか違わないけど、距離はけっこうあってすげー歩いた。
眠さＭＡＸでした。

なんとか頂上着いたけど、まったく元気なし。

かろうじて立ったけど、ひどい顔。
でも５９８５Ｍにたどり着いた！！
ボリビアの時が推定５８００Ｍだったんで、記録更新。
しかも今回は証拠もあるしね。

正直僕スキーは超好きだけど、山登りは別に好きじゃないし、たぶん日本帰ったらたぶんほとんどやりません。
なのに、１０００ドル以上もかけて、しかもこんなしんどい思いして登ったわけだけど、やっぱ登ってみるとけっこう楽しかったしやって良かったって思った。

何より日本で自慢できるしね。
むしろそれが一番の目的だったりするし。
山ガール達にめっちゃ自慢すると思う。
てかまだ登山ブームは継続してるのかな？？

頂上から見た氷河。
これもキリマンジェロの一部なのかは謎。
氷河も歩きたかったなー。

そしてあまりの眠さに頂上でちょっと仮眠をとって下山しました。

ガイドも仮眠中。

でも下山する時に登ってきた時と違う道を降りてったのね。
僕はガイドに「これ登ってきた道と違うけど大丈夫？」って何回も確認したけど、彼は「大丈夫！！」って言ってたからガイドだし信じて付いてった。

でも明らかに道なき道を降りてくし、しかも途中から吹雪いてくるし、誰がどう見ても道に迷ってた。
まぁここで責めてもしょうがないので、ずっとガイドに付いて降りたけど、距離的にははっきり言って登りの２倍くらい歩いた気がする。

それに足は痛いし眠いし吹雪いてて精神的にもめっちゃ疲れてた。
本当にマジで遭難しかけたよ。
もうこの時は体力的にも限界で写真も撮ってなかったけど、証拠に撮っておけばよかったわ。

一応何とかキボハットまで辿り着いたけど、予定よりも大幅に遅れて、この時すでにお昼だった。普通は午前中には降りてここでちょっと休憩してからさらに下って行くんだけど、僕の場合ほとんど時間がなくて、すぐに小屋を追い出されちゃった。

ようやく写真撮ったのはキボハットでちょっと休憩してさらに降りたこの道。
この道は何もなくて下りは特に気持ちがいい！！

しんどいながらもこの日泊まるキャンプ地に着いて、即爆睡でした。

次の日の朝にメンバーみんなで記念に一枚。

そんでもってこの時にチップ渡しました。

歩き方にも書いてあるけど、チップはどうやら払うのが当たり前で金額もだいたいの目安があります。僕は頂上にも登れたし、けっこう良いサービスも受けられたから総額で３００ドル近くも払っちゃった。たまたま出会った日本人も同じくらい払ってたから、めっちゃ払ったわけではないけど、やっぱ一人だとこの金額はきついね。